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創業するということ

夢を形にして歩みだすことは社会的に見ても大変に意義があることで、なおかつ、究極の自己実現でもあります。バブル崩壊という教訓を経て各企業が体験したことは、そのときの衝動に躍らされず一歩先を見据えて長期的なビジョンをもって取り組んできた企業が生き残るということでもあります。起業は経済活性化の起爆剤ともなり、新進気鋭の起業家の出現はなおも待望されています。


1 創業への熱意・気力と困難にめげない覚悟はありますか。

2 始める事業内容についての知識と経験は十分ですか。

3 事業内容の訴求性や計画は万全ですか。

4 日々移り行く情報にはたえずアンテナを張っていますか。

5 困ったときの強力な味方やパートナーはいますか。

6 創業して軌道に乗せるまでの十分な自己資金はありますか。


事業計画書作成にあたって


全体構想を決める 始める動機は?その事業の市場の強みと将来性、課題と目標は?

内容をシミュレーション どこで何をどう売る?仕入・単価・スタッフは?

資金計画をたてる 場所や設備の運転資金はいくら?自己資金、借り入れは?目標利益は?

個人で始めるか会社にするか

個人事業のメリット

あくまでも事業を行う一個人が事業主体でありますので、得られた利益はそのまま本人の利益となります。何といっても気軽に始められますし、記帳や申告書も手続きがさほど難しくなく、公的なサポートも充実しています。


個人事業か会社設立か

手続きが簡単

特に許認可が必要な業種でなければ単に税務署等へ開業届けを提出する程度ですみ、あまり詳しくない方でも十分に対応できます。

経理がさほど難しくない

会社に比べて厳格な要件がなく、さほどコストをかけずにすみます。ただし、経営者として最低限の知識は学んでおきましょう。

デメリット

 ・会社組織に比べて信用度が低い
 ・まとまった事業資金が集めにくい
 ・事業に関して個人財産をもって弁済する責任があるなど、事業とプライベートの区別がつきにくく、相続や事業承継の際に問題が発生しうる。

 資金や手続の面で比較的簡単に始められるぶん、信用されにくいところがあり、法人との取引をメインとする企業からは取引をしてもらえない場合もあります。

会社設立のメリット

事業を行うために、構成員とは別に「人格」を与えられ、権利の主体となることができます。

会社は現在、株式会社、合資会社、合名会社、合同会社の4つの形があり、かつて多く利用された有限会社は先の会社法施行によって廃止され、今後は設立することができなくなりました。その分、株式会社の設立要件を大幅に緩和することでカバーし、また合同会社という新たな会社形態も誕生しています。これから会社設立を考える方は、それぞれのメリット・デメリットを十分理解したうえで慎重に検討しましょう。

対外的な信用力の問題

取引をする場合に相手方から見た信用力が高く、事業を拡大したり融資を受ける際に有利になります。また、個人の死亡による影響を受けないため、事業承継や相続対策が検討しやすい面もあります。

節税対策の問題

経営者に給与を支払うことによる所得分散効果や、家族に対する給与や退職金を経費に計上したり、社会保険に加入できるなどの効果があります。また相続の対象から外れるため、相続税の心配もありません。

金融機関などからの資金調達・融資が有利

事業開始にあたって融資を受ける必要があることも多いと思われます。会社は資金を集めやすく信用もされやすいという他に、代表者自らが連帯保証人になることができるというメリットもあります。

決算期を自由に選択できる

デメリット

 ・定款の作成や認証、登記申請など、設立上の手続きや費用。
 ・複式簿記など厳密な会計が必要。
 ・一定の年数ごとに役員の改選手続きが必要。


運営:行政書士石井事務所 〒413-0235 静岡県伊東市富戸1317-3160 大室高原4-112
TEL : 0557-33-6061  FAX : 0557-33-6062
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